超硬球3点受け治具|点接触で測定基準を安定化|摩耗に強い高耐久3点支持測定台

超硬球+SKH51ロー付け構造で長寿命化|測定精度を支える3点データム治具製作事例


製品仕様(Specification)

品名:超硬球3点受け治具

構造:
(Sφ6 ±0.01(超硬球)+ SKH51母材) ×3個(高さ相互差0.005以内)
ベース:φ90(ローレット)× t25(SKS3)

仕上げ:精密加工仕上げ
材質:SKH51、超硬球、SKS3
表面処理:黒染め処理(研削加工面を除く)
熱処理:焼入れ・焼戻し HV750以上
購入品類:超硬球 Sφ6 ±0.01、六角穴付ボルト
設計:お客様
数量:1セット
当社製造番号:25-03213


用途:測定精度を支える『3点支持の受け治具』

本製品は、被測定物を載せるための測定台です。

特徴は、

『3点で受けることにより測定基準(データム)を構築する』

という点にあります。

測定対象が点基準で設計されている場合、

・面で受けると誤差が出る
・接触状態が安定しない

といった問題が発生します。

そのため、

『3点接触による安定した基準形成』

が重要になります。


技術ポイント①:3点が“同一高さ”で接触する精度設計

3点受け治具において最も重要なのは、

『3つの接触点が同一高さに揃っていること(相互差0.005以内)』

です。

これが崩れると、

・ガタつきが発生
・被測定物が傾く
・測定値にバラツキが出る

といった問題につながります。

本製品では、

・球径精度(Sφ6 ±0.01)
・母材加工精度
・組付け精度

を一体で管理し、安定した3点支持を実現しています。
球3点の相互差は、5ミクロン! 
同一高さであるといえるレベルです。


技術ポイント②:超硬球による摩耗対策

受け部には、

『超硬球(Sφ6)』

を採用しています。

理由は明確です。

・接触頻度が高い
・繰り返し摩擦が発生する

ため、通常の鋼球では摩耗が進行してしまうからです。

超硬球を使用することで、

・高硬度
・耐摩耗性
・長寿命化

を実現しています。


技術ポイント③:ロー付け接合の信頼性

超硬球は市販品を使用していますが、

そのままでは使用できません。

SKH51母材へ

『ロー付け接合』

を行う必要があります。

よくあるトラブル:ロー付け外れ

現場では、

『使用中に球が外れる』

というトラブルが少なくありません。

原因は、

・接合面積不足
・ロー材の流れ不足
です。

当社の対策:ロー付けだまり設計

当社では、

『ロー付けだまり(ロー材が溜まる構造)』

を母材側に設計しています。

これにより、

・接合面積の増加
・ロー材の回り込み向上
・耐衝撃性の向上

を図っています。

結果として、

『外れにくい構造』

を実現しています。

もちろん、一流の、腕の良いロー付け専門家がロー付けを担当しています。


この治具の本質:測定精度は“治具で決まる”

この受け治具は、いわば

『縁の下の力持ち』

です。

もし治具の精度が低い場合、

・被測定物が安定しない
・再現性が取れない
・測定結果の信頼性が低下する

という問題が発生します。

つまり、

『測定精度は治具精度に依存する』

と言えます。


高品質メーカーが重視する“見えない投資”

高品質な製品を作るメーカーほど、

・測定環境
・治具精度
・基準の安定性

に投資しています。

これらは外から見えにくい要素ですが、

『品質を左右する本質的な部分』

です。

本製品のような高精度治具を採用することで、

・測定の信頼性向上
・品質の安定化
・不良流出の防止

につながります。


このようなお悩みはありませんか?

・測定時にワークが安定しない
・点基準での測定がうまくいかない
・受け治具の摩耗が早い
・ロー付け部が外れてしまう
・測定精度にバラツキがある


まとめ:測定の精度は“受け方(受け治具)”で決まる

本事例のポイントは、

『どのように受けるかで測定結果が変わる』

という点です。

・3点支持による安定化
・超硬球による耐久性
・ロー付け構造の信頼性

これらを組み合わせることで、
現場で安心して使える測定治具になります。

渡辺精密工業株式会社では、
用途に応じた高精度治具の設計・製作に対応しています。


FAQ(よくある質問)

Q1.なぜ3点支持にする必要があるのですか?
A1.3点で受けることで必ず安定した支持状態となり、ガタつきのない測定基準を作ることができます。

Q2.超硬球を使うメリットは何ですか?
A2.耐摩耗性が非常に高く、長期間使用しても接触精度を維持しやすくなります。

Q3.ロー付けは外れることはありませんか?
A3.絶対ではありませんが、当社ではロー付けだまり構造を採用し、接合強度を高める工夫を行っています。

Q4.治具の精度は測定にどのくらい影響しますか?
A4.治具精度が低いとワークの座りが不安定になり、測定値の信頼性に直接影響します。

Q5.1個から製作可能ですか?
A5.はい、1個から対応可能です。用途や測定方法に応じた設計提案も行っています。


お問い合わせ

超硬球を用いた3点受け治具をはじめ、各種テーパー製品、測定具、原器、マスター、そしてさまざまな改造、技術的な相談、リモート相談、立会い希望、ゲージ・治具・試作品・設備部品・研究開発品の仕様検討など、
まずはお気軽に【渡辺精密工業株式会社】までご相談ください。

「困ったときの駆け込み寺」として、全国の製造業の皆様をお待ちしています。

👉 お問い合わせはこちらをクリック

お問い合わせはこちら ==> https://wsl-g.co.jp/contact/

渡辺精密工業の製品例は、こちら ==> https://wsl-g.co.jp/products/

■会社概要
郵便番号:455-0831
住所:名古屋市港区十一屋一丁目59-1  → アクセス
電話:052-383-8282
FAX.:052-383-8324

<認証(QMS関連)>
JISQ9100
ISO9001
MSJ4000

<ゲージ>
栓ゲージ、ハサミゲージ、テンプレート、砥石用テンプレート、スプラインゲージ、セレーションゲージ、テーパーアーバー、スプラインテーパーアーバー、スプラインマンドレル、スプラインプラグゲージ、スプラインリングゲージ、姿ゲージ、テーパーゲージ、球面ゲージ(内面、外径)、オス球面、メス球面、球面模範、各種模範、高さゲージ、高さマスター、ギャップゲージ、段差ゲージ、LFゲージ、総合ゲージ、深さゲージ、深さマスター、重量マスター(重さ原器)、セットアップゲージ、セッチングゲージ、ゲージ校正、AI画像測定器用校正マスター、非接触測定器用校正原器 等

<治工具>
機械加工治具、検査治具、検具、総合ゲージ、LFゲージ、MLFゲージ、自動機用ワーク固定治具、無人化対応用治具、パレット、コレット、コレットチャック、CMMホルダー、三次元測定器固定治具、かしめ爪、かしめ治具、位置決め治具、固定治具、ジラス金型 等

<金型>
精密金型部品(プレス用、射出成型用など)

<その他加工>
測定器、専用機、試験機、三次元加工、小穴加工、超硬加工、セラミクス加工、ガラス加工、樹脂加工、鏡面加工、ラップ加工、ラッピング加工、クラウニング加工、特殊プロファイル加工、面粗度加工、ドリル折損除去、試作部品、試験片、引張試験片、ねじり試験片、熱処理試験片、腐食試験片、メッキ試験片、圧縮試験片、校正用マスター、校正基準器、校正器具、点検具、等

<設計>
ゲージ設計、測定治具設計、総型ゲージ設計、総合ゲージ設計、測定ゲージ設計、検査治具設計、機械加工治具設計 、省力化・自動化治具設計

<システム開発>
C, C#, Python, VBA, WordPress など

<営業範囲一覧>

北海道
東北
青森県
岩手県
宮城県
秋田県
山形県
福島県
関東
茨城県
栃木県
群馬県
埼玉県
千葉県
東京都
神奈川県
山梨県
長野県
新潟県
富山県
石川県
福井県
岐阜県
静岡県
東海
中部
愛知県
三重県
近畿
滋賀県
京都府
大阪府
兵庫県
奈良県
和歌山県
中国
鳥取県
島根県
岡山県
広島県
山口県
四国
徳島県
香川県
愛媛県
高知県
九州
福岡県
佐賀県
長崎県
熊本県
大分県
宮崎県
鹿児島県
沖縄県